不妊治療には夫婦の理解・協力が欠かせない|不妊教えてねっと|あなたの妊活・不妊治療を応援!

不妊治療には夫婦の理解・協力が欠かせない

■男性の理解が得られないケースが多い

不妊治療に対して抵抗を示されるのは、どちらかというと男性です。

「体外受精なんかしなくても妊娠できるよ」

「そのうち自然にできるよ」

こういわれる方も多いですが、現状を正しく理解できていないことがあります。

奥さんが38歳くらい、自分はさらに年上の40代で結婚して、それでも普通に妊娠できると思っている方が多いのです。

治療をしてもなかなか妊娠せず、クリニックで体外受精を勧められた奥さんが家に帰ってご主人に相談したけれど、頑なに反対されたという話をよく聞きます。

一生懸命に治療を受けている奥さんの気持ちや、からだの負担を思いやるなら、まず、不妊治療がどんなものかを知ってみてはいかがでしょうか。

■専門クリニックの勉強会に参加する

不妊治療について知りたいと思ったら専門医の話を聞くのが一番です。

たとえばネット検索して正しいかどうかわからない不確かな情報をいろいろ見るよりも、正しい知識を得られますし、すばやく理解を深められます。

多くのクリニックでは、不妊治療について知りたいご夫婦に向けて勉強会を実施しています。

奥さんから話を聞くだけだと、「何だかわからない」「つい感情的になってケンカしてしまう」という方でも、医師や胚培養士など実際に治療にあたっているプロの話なら冷静に聞けるでしょう。

男性はどちらかというと理論的で、数字や確率などを示されると、理解しやすい傾向があります。

勉強会では、治療方法と妊娠率、年齢と妊娠率など、実際の治療データもたくさん提示されます。

「勉強会に参加したら不妊治療に対する意識が大きく変化した」という男性は少なくありません。

まずはご夫婦で勉強会に参加することをお勧めします。

■夫婦で気持ちを合わせて進む

治療についてはご夫婦の意思がとても大切です。

たとえば体外受精をするとなると、タイミング法や人工授精(AIH)より料金の負担は大きくなります。通院の回数も増えます。

それでも積極的に治療をしたいのか、そこまではしなくていいと考えるのか。治療に対する考え方はご夫婦ごとに違います。

不妊治療は年齢が高くなると、どうしても妊娠が難しくなりますが、自分たちが望まない治療をする必要はありません。

自分たち夫婦はどんな治療を望んでいるのか。

どうしても子どもを授かりたいのか。

ふたりで生きていく道も考えているのか。

夫婦ふたりでよく話し合い、気持ちを合わせておくことが、治療をするうえで、とても大切です。

不妊治療はどうしても女性にかかる負担が大きくなりますから、ご主人は奥さんを思いやり、協力が必要なときは気持ちよく協力を惜しまない。

当たり前のことですが、お子さんは夫婦ふたりが力を合わせて、初めて授かれるものです。

監修協力とくおかレディースクリニック 不妊カウンセラーが監修しています。

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